【体験談】スキルゼロ主婦がクラウドワークスの在宅ワークで挫折した理由

3姉弟の末っ子が幼稚園に入園した頃、「在宅ワーク」という働き方に出会いました。

幼稚園入園と小学校入学が重なり、毎日バタバタと落ち着かないわが家。

それでも、少しずつ昼間のひとり時間ができるようになったタイミングでした。

久しぶりの自由時間を「何か有効活用できないかな」と考えていたとき、目にしたのが「主婦でも隙間時間でできる!」「未経験から月5万円!」という言葉。

「これなら、私にもできるのでは?」と思い、挑戦してみることにしました!

スキルも資格もない専業主婦の私が選んだのは、クラウドワークスでのWebライターのお仕事。

もともとブログを読むのが好きで、「自分も文章を書いてみたい」という気持ちがあったのです。

最初は「少しでもお小遣いになれば…」と気軽に始めたのですが、実際にやってみると想像以上に大変。

とても「隙間時間に簡単に稼げる」というものではありませんでした。

それでも、初めて挑戦し、報酬を得たという経験は、私にとって大きな一歩。

今回は、そんな私の挫折体験と、これからの挑戦について正直に綴ります。

目次

クラウドワークスに挑戦した理由【主婦・未経験】

在宅でできる仕事を探していた時に出会ったのが「クラウドワークス」でした。

調べてみると、“主婦や子育て中も歓迎”、“未経験でも応募できる”という仕事がたくさんありました。

「実際に稼げた」という体験談も多く、「これなら自分にもできるかも」と思ったのを覚えています。

初めての登録作業は、YouTubeの解説動画を見ながら進めました。

初心者向けの動画がたくさんあり、迷うことなくプロフィール作成まで完了。

クラウドワークスは利用者が多い分、困った時も誰かしらが解説してくれているので安心感がありました。

「思っていたよりも始めやすいかも」と感じた瞬間でした。

クラウドワークスで実際にやった仕事内容と報酬

1 初心者限定のアンケート

初めての仕事は、「【3分で完了】未経験や初心者限定!在宅ワークに興味がある方のアンケート」でした。

実績が0だったので、応募不要で作業を始められるタスク案件がおすすめされており、私もその通りに進めました。

報酬は11円でした。

たった11円ですが、これが私の初めての報酬でした。

2 初めてのライティング案件

次に挑戦したのは、300文字ほどのライティング案件で、テーマは「お気に入りのYouTuberについて

「これなら自分にも書けそう」と思い、応募を決めました。

案件の概要を何度も読み返し、解説動画を参考にしながら慎重に応募文を作成。

初めて応募ボタンを押す瞬間は、緊張で手が震えました。

初心者向けの動画では、「実績0のうちは、通る確率が低いので、できそうな案件にはどんどん応募を」とアドバイスされていました。

ですが私は、丸1日かけてその1件に応募するのが精一杯。

ところが、翌日には依頼者さまから返信があり、まさかの初応募で契約成立!

文字数も少なく、好きなYouTuberについて書くという内容で、無理なく楽しく取り組めました。

依頼をいただいたその日のうちに作業・納品まで完了。

報酬は440円でした。

わずかな金額でも、自分の文章にお金が支払われたことに大きな感動を覚えました。

3 継続案件:アンケートサイト登録のレビュー

今回の案件は、「指定されたアンケートサイトに登録し、登録時の印象や使用感を500文字ほどで執筆する」という内容。

初めてのライティング案件を終えたあと、依頼者さまから継続案件をいただきました。

初めてのお仕事で再び声をかけてもらえたことが、とても嬉しかったです。

やり取りは初めて利用した外部チャットツールの「チャットワーク」というサービスでした。

登録方法や執筆の流れなど丁寧な指示をいただけたおかげで、スムーズに進められました。

今回のお仕事も、依頼を受けたその日のうちに作業・納品を完了。

報酬は990円でした。

何もかも初めての私でも、「本当にできるんだ」と少し自信を持ち始めました。

4 継続案件:FX口座開設方法とレビュー

次に依頼されたのは、「FX口座を開設し、その手順と感想をまとめる」というお仕事。

またまた同じ依頼者さまから、継続案件をいただきました。

少し抵抗がありましたが、実際にFX取引をする必要はないとのことでお引き受けしました。

口座開設はチャットワークで指示をいただき、開設までは数日かかりましたが無事完了。

執筆については、用意していただいた見本を参考にして進めました。

今回は初めて画像の貼り付け作業もあり、少し手こずりましたがなんとか完成。

依頼から口座開設を含めて5日ほどで、2ページ分の執筆を納品しました。

報酬は3,850円でした。

次回は、実際にFX取引をしてレビューを書く高額案件を提案されました。

取引をするつもりがなかったこと、そして金額の大きさに不安を感じたため、お断りしました。

口座もすぐに解約し、ここで継続は終了となりました。

5 新たな依頼者さま:WordPressでブログ記事執筆のお仕事

次に挑戦したのは、「【主婦歓迎】初心者も安心のマニュアル完備。在宅で好きな時間にライティング」という案件でした。

最初はテストライティングで、マニュアルに沿ってブログ記事を作成するという内容です。

募集文の中には、「向いている方」として

  • 自分でもブログの運営をしてみたい方
  • WordPressの使い方を学びたい方
  • 家事・育児の隙間時間に働きたい方
  • ライターとしてスキルアップしたい方

と書かれており、その言葉に強く惹かれて応募を決意しました。

応募後、Zoomでの面談を経て無事に契約が成立。

「自分でブログ記事を書く」という挑戦に、緊張と期待で胸が高鳴りました。

①テストライティング

テストライティングの内容は、あるアイドルグループについて2,500字ほどの記事を執筆するというもの。

名前を知っている程度で、特別詳しくはなかったのですが、マニュアルに沿って丁寧に書き進めました。

ネットで情報を調べ、自分の感想も交えながら執筆していきましたが、初めての長文ライティングに大苦戦。

2,500文字というボリュームに圧倒され、納期を3日後に設定したものの、2日間は夜遅くまで試行錯誤の連続でした。

なんとか完成させて納品しましたが、「内容はこれで良かったのかな?」と不安でいっぱい。

それでも、依頼者さまから「しっかりマニュアルに沿って書けている」とお褒めの言葉をいただき、思わず胸をなでおろしました。

初めての長文執筆をやり遂げた達成感と同時に、「これがライティングの大変さなんだ」と実感した瞬間でした。

報酬は300円でした。

文字数を考えると、正直割に合うとは言えませんでしたが、未経験だったので「ライティングについて勉強させてもらおう」という気持ちが強かったです。

②本契約

テストライティングを終え、無事に本契約となりました。

契約内容は

  • 1記事:400円
  • 文字数:3,000字以上
  • コピー率:30%以下
  • 内容:アイドルや漫画について

というものでした。

記事を書く際は、実際に漫画を読んだり、ネットで情報収集をしたり、他のブログ記事を参考にしたりと、テーマに応じてさまざまな方法で進めていきました。

契約当初、特に苦労したのがコピー率を30%以下に抑えることです。

記事を書き終えるたびにコピー率チェックツールで確認するのですが、関連する記事が世の中にたくさんあります。

そのため、他の記事と同じような文章になってしまい、思うようにコピー率が下がらないことが多々ありました。

それでも、アイドルの情報を調べたり漫画を読んだりする作業自体はとても楽しく、苦戦しつつも前向きに取り組むことができました。

10記事納品ごとに報酬をいただいていました。

最初の頃は1記事に3日~1週間ほどかかっていたため、初報酬は契約から約1か月半後。

報酬は4,000円~5,000円でした。

その後は徐々に執筆スピードも上がり、月に1回は報酬をいただけるようになりました。

在宅ワーク継続できなかった理由【主婦の本音】

しかし、このお仕事を半年ほど続けた頃から、少しずつ心の中にモヤモヤが溜まっていきました。

一番の理由は、1か月ほぼ毎日パソコンに向かって作業しても、報酬が5,000円ほどだったことです。

  • 4,000字、5,000字の記事を書き上げても報酬は変わらない
  • どれだけ頑張っても、1か月で10記事以上執筆するのは難しい

頑張った時間を思い返すと、「私は何をしているんだろう…」と落ち込んでしまう日もありました。

もちろん、文章の書き方やリサーチ方法などたくさん勉強になることがありましたし、経験としては本当に貴重でした。

ただ、作業にかける時間と報酬のバランスを考えると、次第に「もう少し稼げるようになりたい」という気持ちが強くなっていきました。

さらに作業を続けるうちに、「自分の発信したいテーマで、自分のブログを書いてみたい」という思いがどんどん膨らんでいったのです。

私も誰かの役に立つ記事を書いてみたいと思うようになりました。

しかし、このまま低単価の案件を続けていると、自分のブログを書く時間が確保できないと感じるようになり、思い切って契約を終了する決断をしました。

在宅ワークに挫折した主婦のこれからの挑戦

在宅ワークの契約を終了したあと、私はこれから「どのように働いていきたいのか」と、改めて自分自身と向き合いました。

そして、すぐに収入を増やすことよりも、「今の自分が挑戦したいことや、家庭の状況に合った選択を大切にしよう」と思うようになりました。

①WordPressで自分のブログを立ち上げた

まずは、自分の書きたいテーマを、自分の言葉で発信できる場所を作ることにしました。

パソコンもろくに使えなかった私が、一からブログを立ち上げるのは想像以上に大変な作業でした。

それでも、誰かの案件ではなく、自分の実績として長く積み上げられるという点に大きな魅力を感じています。

収益が出るかどうかはまだ分かりませんが、自分の書いた記事が誰かの役に立つかもしれないと思うと、それだけで続ける意味があると感じています。

②収入を増やす前に、家計管理や断捨離で支出を減らした

「もっと稼がなければ」と焦る前に、まずは家計の見直しから始めました。

固定費や日々の支出を見直し、不要な物を手放す断捨離を進めたことで、無駄な出費が減りました。

また、物が減ると管理が楽になり、物欲も自然と落ち着いていったのです。

気持ちにも余裕が生まれ、自分のやりたいことにじっくり向き合える時間が増えたのは、大きな変化だったと思います。

これは、専業主婦で時間に余裕があったからこそできたことかもしれません。

③ブログの勉強をコツコツ続けている

SEOや記事構成、読者目線など、ブログには学ぶことが本当にたくさんあります。

難しさを感じることも多いですが、「結局は実践あるのみだな」と思いながら、ゆっくりですが取り組んでいます。

正直、この年になって「勉強が楽しい」と感じる日が来るとは思っていませんでした。

すぐに結果が出なくても、将来につながると信じて続けています。

④今後はパートに出ることも検討中

初心者がブログを立ち上げて、すぐに収益が出るほど甘い世界ではありません。

だからこそ在宅にこだわりすぎず、「自分と家族の生活を守れる形を優先することが大切」だと考えるようになりました。

今後は、やりたいことにも挑戦しつつ、現実的な選択をすることも必要だと思っています。

正直、月5,000円であれば単発のパートやバイトで十分稼げてしまいますしね。

まとめ:スキルゼロ主婦が在宅ワークに挑戦して学んだこと

クラウドワークスでの在宅ワークは、結果的に続けることはできませんでした。

それでも、文章を書く経験や、働き方について真剣に考えるきっかけを得られたことは、大きな収穫だったと思います。

「主婦でも簡単に稼げる」という言葉の裏側にある現実を知り、自分に合った働き方を模索するようになりました。

これから在宅ワークに挑戦しようと考えている方には、「楽そう」「簡単そう」という言葉だけで決めず、実際にかかる時間や報酬を知ったうえで、自分に合っているかを考えてほしいと思います。

今はまだ試行錯誤の途中ですが、これからも焦らず、少しずつ前に進んでいきたいです。

今回の私の経験が、どなたかの参考になれば幸いです。

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